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【再起動 リブート】起業するなら一度は読んでおきたい一冊

実名ばんばん出てるけど、大丈夫なんやろか。 

 

再起動 リブート―――波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語

再起動 リブート―――波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語

 

 

ループスコミュニケーションズ 斉藤 徹さんの自叙伝

一度だけお会いしたことがあるが、おそらく覚えてらっしゃらない気がする。

それくらい一瞬の出会いだったわけだけども、まぁそれはいいとして。

 

起業してからの紆余曲折が赤裸々に書かれている。

場合によっては、関係が悪化した相手の名前・企業名がどんどん実名?で書かれているので、臨場感もあり読みやすいが、しかし大丈夫かなと思ったりも。

 

お会いした際の印象としては少し物腰柔らかな印象もあったけども、

この本の"斉藤徹"さんは、非常に情熱的であり行動的である。

 

新しいことにチャレンジする姿やどれだけ状況が不利になったとしても

諦めない姿というものについては頭が下がる思い。

 

事業として成功・失敗した様子などいくつも語られているが、

やはり特に失敗、いわゆる苦い経験については、ぞっとするような話もあるが、そこからこそ学ぶべきこともあるとも思う。

 

 

借金という麻薬

事業をすすめていくと、扱う金額も大きくなり金銭感覚も変わってくる。

また融資・出資と外部からの資金を調達する際の金額もどんどん変わってくる。

 

場合によっては、日常では考えにくいような額を当然扱い、金銭感覚が麻痺に近い状態になることもあるかもしれない。

 

借金は悪

という絶対的な考え方が日本では特に多い気がするが、

事業を加速するため、または大きなチャンスを逃さないため、どうしてもそこそこまとまったキャッシュが必要なときは、当然融資という選択肢は存在する。

もちろん信用の問題などもあり、誰かれ構わず融資を受けれるわけではないが。

 

そこで、一つ問題なのが、一度融資を受けると、また融資、さらに融資。

事業として赤字だったとしても、とりあえずつなぎの融資

みたいな感覚に陥ることがある。

 

今回のお話でも、実際、売り上げが上がっていたとしても、その返済等のため、

事業が乗り切れないといったお話も(もちろん"人"が影響していることもあったが)

 

ただ、それでも乗り切っていった斉藤徹さんのアイデアや行動力については驚くばかりではあるが。

 

失敗という十字架

「ループスでも失敗したら、斎藤さんはもう二度と浮上できなくなるんですよ」

本の帯にもあるが、

日本はよく、失敗に寛容ではないと言われる。

一度失敗すると、烙印をおされ、次の機会が回ってこない。

再チャレンジが難しいという意味を踏まえての、件の発言ではあろう。

 

確かに、その意図もわかる。

失敗を恐れずにチャレンジすることはとても大切ではあるが、

起業家にとっての失敗とは、±0ではなく、マイナスになるのが常だ。

それもケースによっては大きなマイナス。

例えば、負債などを背負うことになる。

 

さらに、家族がいると、その家族にも影響が及ぶ可能性がある。

そういったことと背中合わせの状況で、前進を続けないといけない。

 

周りがどう思おうが、信じた事業をやり通す精神力、そしてそれを維持させ続けるというのはなかなか容易ではない。

頭ではわかっていたとしても、簡単なことではないだろう。

 

大切なのは、鈍感であること

プロローグとして

起業家にとって、大切なことは「鈍感であること」と学生に語りかけるシーンがある。

 

失敗しても、負債を背負っても。人に裏切られても諦めないというのは

強い精神力というよりも、そもそもそれに対して鈍感であるということが、

ある意味武器なのかもしれない。

 

 

ダイアルQ2時代の話も。

エピソードの一つに過ぎないが、ダイアルQ2時代の話もある。

同じくその時代に活躍した板倉雄一郎氏の自叙伝とほんのすこしリンクするようなしないような。読んでて、ふと思い出した。

 

社長失格

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