なんとなく「孫正義2.0 新社長学」を読んでみた。

IoTという言葉につられてしまったが、IoTの具体的な所は、少し少なかった感。

孫正義2.0新社長学 IoT時代の新リーダーになる7つの心得

孫正義2.0新社長学 IoT時代の新リーダーになる7つの心得

 

社長室長をつとめた嶋聡氏による孫正義に関するエピソードが中心。

Vodafone買収などそのあたりの話から、アリババの話、後継者と言われたアローラの話など。

面白いエピソードや考え方については興味深い話がちらほら。

 

引き算方式

まず、度々出てくるのが、「引き算方式」。経営としてのビジョン、長期計画を考えるにあたって、孫正義氏は「引き算方式」で行うそうだ。引き算とは、「未来のビジョン」-「現状」=すべきこと。と考える。それに対して逆に「足し算」は積み上げ方式である。まずは「現状と課題の分析」になる。引き算の場合は、目標・ビジョンが先にくる。ソフトバンクの場合であれば、「docomoを超える」、「世界一位になる」というところで、Vodafone買収になったり、アームやスプリットの買収につながる。ただ、それらの買収は容易ではなく、それを実現する上で意識している点が他にもある。

 

成功率7割になるまで考え抜く

5割に愚か。9割では遅い。7割が予見できれば投資すべき。という話。

ソフトバングについては、無謀な挑戦が多いと思われがちかもしれないが、Vodafone買収に関しても、この7割というのが考慮されている。また、リスク管理もしっかりと検討され、仮に失敗したとしても母体に損害が大きくならないように対策する。

それは「プリペア・フォア・ザ・ワースト」、最悪のケースに備えろということで、

Vodafone買収時おいても、2000億のリスクで、2兆の買収を行っている。

2000億でソフトバンクモバイルという100%子会社を用意し、その子会社が、Vodafoneの株を取得させる。ソフトバングモバイルが仮に倒産したとしても、ソフトバング本体は2000億を払う必要な怪我は負わないということ。

 

自分より優れた側近から次々と吸収する。

これは注意しなければならない。ついぬるま湯になってしまう。

before11.hatenablog.com

ちょっと最近話題になった記事だけど、

「コンフォートゾーンからものを言うな」

という話があった。興味深い。

結局のところ、心地よさからぬるま湯につかってしまい、気づけば裸の王様になりかねない。優秀な人間と接することは勇気がいる。ただ、それは成長、自分のものにしていく、組織のパワーアップと考えるか、お山の大将であるか。

 

不言実行より有言実行

まだまだあるが、もうこの辺で。

日本では影の努力というものが美化されがちである。見えない所での努力。もちろん結果の伴ってない状態での努力というのは、ひけらかすものではないかもしれない。

ただし、その見えない努力というのは、ある種逃げでもある。仮に成功できなかったとして、誰にも知られずに済むから、周りにバレることもないだろう。ただ、それでは本当の力がそもそも出せないのではないかと。逃げ道のあるような状態ではなく、有言を行うことで、自分を追い込む。そして追い込まれてこそ本当の力が出ると考えるべきだろうと。

 

 

その他、柳井社長の、「買えないリスクを考えるべき」や、「先見力を磨く」といった話など。興味深い話は多かった。

 

とりあえず生活にIoTがどんどん取り入れられることは自明だろうが、

www.nikkei.com

その中でソフトバングがどのように関わってくるのか、見てみたい気はする。

 

 

 

孫正義2.0新社長学 IoT時代の新リーダーになる7つの心得

孫正義2.0新社長学 IoT時代の新リーダーになる7つの心得